※名前は仮名、記事は時系列ではなく、年齢・職業は当時のものです。
名前:小百合
年齢:22歳
出会いのキッカケ:就職相談
職業:女子大生(ミスキャンパス)
ルックス:後藤久美子似
エッチ:bad
※excellent、good、normal、bad、terribleの5段階評価です。
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小百合は、キャンパスのミスコンで優勝するほどの美人な女の子で、俺は知人からの就職相談で会ったのがはじめてだった。
有名大学のミスキャンパスと聞いて、会う約束の日には、俺も珍しくスーツを着て向かった。
予約したお店の席に先に着いて待っていると、そこへ時間ぴったりに小百合が現れた。
白のワンピース姿で、オーラのある小百合は、後藤久美子のような少しエキゾチックで堀が深い顔をしていた。
「今日は楽しい夜になりそうだ・・・」
それが俺の小百合への第一印象だった。
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初対面なのに、俺はイタリアンのフルコースをオーダーし、ワインも頼んだ。
ただ、立場をわきまえることも忘れない俺は、彼女の進路相談にも真剣にのったし、その日はきちんと早めに帰した。
これによって小百合は、俺への信用度が増したらしく、その後も就活の時々で相談の連絡があった。
有名大学、ミスキャンパス、という看板もあって、小百合は第一志望の内定をもらった。
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ところが、そこで一つ問題が起こった。
その第一志望は、ファッション系のベンチャーで出店を加速していた有名企業だったのだが、その社長に個人的に誘われて行ったら、薬を飲まされてヤラれたのだ。
朝一に小百合から連絡があり、朝から何事からと思ったら、その事件の直後の連絡だった。
すぐに会いに行くと、小百合は泣きながら告白してくれた。
俺は、これは刑事事件にもなり得ると思ったのでそのままその会社にクレームに行こうとすると、小百合に止められ「来年から働く会社だから」と言われた。
そして小百合は泣き寝入りすることにした。
ところが1ヶ月後ぐらいに、小百合と会ったときに、その社長と付き合うことになったとの話が会った。
俺は、仰天して目を丸くした。
そこで、小百合から、これまでのある彼女の特異な性質について聞くことになった。
小百合は、これまでの彼氏は、すべて既成事実が先にあるということだった・。
簡単に言うと、エッチをしちゃうと、その男を好きになってしまう、ということだ。
エッチをした男を好きになったという話は、それまでにも聞いたことはあったが、一回だけではなく全部がそうだというのは流石に小百合が初めてだった。
ただ、俺はそこで小百合に突っ込んだ質問をした。
「でも、今回の場合は、薬で眠らされていて、ヤった実感はなかったんじゃないの?」
この質問は単純な疑問もあったが、その社長と付き合うということに若干の嫉妬も感じていた。
小百合は
「そうなんだけど。エッチしちゃったと思ったら、何と無く気になっちゃって、気づいたら好きになってて・・・」
と言った。
これでは、「ヤったもん勝ち」である。
しかも、この社長の女癖が悪いのは業界でも有名な話で、彼女とは名ばかりで単なるセフレの一人であることは疑いなかった。
俺は、彼女を解放してあげたい、という気持ちと、嫉妬心とが組み合わさった複雑な感情を持ったまた二人の付き合いを見守った。
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案の定、3ヶ月後には、小百合は捨てられた。
それでも小百合は、その会社への入社の辞退はしなかった。
小百合と飲み行った帰り、俺は小百合をホテルに誘ったが、断られた。
「忘れたいけど、また彼氏で悩むのもの嫌だから、当面はいいや」
と彼女は言った。
何と無く消化不良の感が残る感じだったが、俺は諦めていると、それから3週間後ぐらいに小百合から飲みの誘いがあった。
そして、ストレートには言っていないが、要するに「前の社長が忘れられないから、抱いてほしい」ということだった。
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俺は、興奮を抑えつつ、「後悔しない?」と再確認をした。
この再確認は、実は自分に対しての問いかけでもあった。
小百合のことは抱きたいと思っていたが、実際、俺も小百合に好きになられても困る部分があった。
彼女もいたし、小百合と付き合うほど好きではなかったからだ。
そこで俺は一計を講じることにした。
それは「前戯やキスをせず、野獣のように、ヤって終わる」というものだった。
俺は、小百合とホテルの部屋に入ると、すぐに服を脱がせて、ベッドに押し倒した。
小百合は小百合で、全くのマグロだった。
とにかくされるがまま・・・。
しかも、思ったよりもスタイルが寸胴で、正直エッチの評価は決してよくは無かった。
それから、小百合からはしばらく連絡が無かった。
俺は、内心ホッとした。
エッチが良かったら、しばらく付き合ってみるのもアリかと思ったが、それも無かったので、今はとにかく距離を置きたかった。
あとで小百合から聞いた話では、社長を忘れるために、俺だけではなく何人もと身体を重ねたらしく、流石に誰も好きなら無かったということだ。
彼女は、今は社内結婚をして、海外で幸せに暮らしている。
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